【簡単解説】NISAとは?メリット・デメリット/積立NISAとの違いについて解説

こんにちは、りんくるです。

最近、テレビや雑誌でよく「NISA(ニーサ)」と言う言葉を聞いたり、目にしたりするようになりました。
言葉は知っているけど具体的なことはよくわからなかったり、詳しく知りたい方に向けて
今回は投資制度の一つであるNISAについて解説していきます。

この記事では次のことについて記載しています。

〇NISAの制度について
〇メリット・デメリット
〇積立NISAとの違いとは

NISAの制度とは

NISAの制度について解説していきます。

投資で得た利益が非課税になる

通常、株式投資では得た利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAはこの税金が最長5年間非課税になる制度となります。
しかし、NISAを使えばいくらでも非課税になるわけではなく、NISAを使用しての投資額は年間「120万円」と決められています。

現行制度は2023年まで

2014年から始まったNISAですが、現行制度のNISAは2023年で一旦終了し、2024年からは新NISA制度がスタートします。
なので、現行NISAで2023年の購入分は2027年度まで保有することが可能です。
*ジュニアNISAは2023年で終了します。

NISA講座は1人1つまで

上手く利用すればとてもお得なNISA制度ですが、開設できる口座は1人1口座までとなります。
また、その年に1度NISA口座で買い付けをした場合には、翌年まで金融機関が変更できなくなります。
複数の金融機関で口座を持っている方や、これから開設予定の方は注意しましょう。

NISAのメリット

NISAにはこれまで記載したように「非課税になる」という最大のメリットがありますが、ここではその他のメリットについて記載してきます。

5年間の非課税期間

NISAの制度でも少し触れたにその年にNISAで購入した分については最長5年間非課税となります。毎年NISAの限度額である120万円分まで購入していれば、初年度に購入した期限の5年間分、つまり120×5=600万円分まで非課税で保有することができます。

NISAのデメリット

NISAのメリットについて

損益通算ができない

NISA口座では損益通算が行えません。NISA口座のみでしか購入していない場合にはあまり関係がありませんが、口座を複数持っていたりNISA口座以外でも取引している方は注意が必要です。

繰越控除ができない

また、NISA口座では繰越控除ができないので、他の口座での過去の損失分や、NISA口座で出た損失を相殺することができません。税金がかからないので確定申告もありませんが、他口座で確定申告をすれば適用される制度も使えなくなってしまいます。

積立NISAとの違いについて

ここまで解説してきた「NISA」は「一般NISA」と呼ばれる制度となり、NISAにはこの他にも積立NISAという制度があります。
積立NISAは名前の通り積立可能な投資信託のみ購入可能で、厳選された投資信託の中から年間40万円分を非課税にて購入することができます。
一般NISAでは非課税期間が最長5年でしたが、積立NISAでは非課税期間が20年なので少額で長期運用していきたい方向けの制度といえます。

おすすめNISAはどっち?

NISAと積立NISAのどちらを選択すればよいかは、各々の考え方や投資スタイルがどちら向きかで考えるとよいでしょう。これまでに個別株を購入していたり、短中期的な値上がりで利益を出す、またNISAでは投資信託を購入予定がない方はNISAが選択肢になります。一方、初めて投資を行う方や、長期的な資産運用の一環でNISAを利用する方は、積立NISAを利用するとよいでしょう。

まとめ

今回の記事ではNISAについて解説してきました。
最後に本記事のまとめになります。

〇NISAを使用することで利益を非課税にすることができる。
〇NISAの非課税期間は最大5年
〇短中期的な運用はNISA、長期的な運用は積立NISAを選択すべし

制度をよく知ることで効率的な資産運用を目指していきましょう。

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